電車でつい荷物を床置きしてしまう。それ、“筋力&筋持久力”不足かも|日常生活に必須な6つの力を伸ばす(1)
より快適に日常生活を過ごせるボディになるために挑戦したい、“攻め”の筋コンディショニング。重い荷物を軽々持ち上げる筋力、および筋持久力を鍛える2つのトレーニング「ボックスプッシュアップ」「ベントオーバーフロントレイズ」を紹介。
取材・文/石飛カノ 撮影/大嶋千尋 スタイリスト/山内省吾 ヘア&メイク/天野誠吾 取材協力/清水 忍
(初出『Tarzan』No.757・2019年1月24日発売)
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重い荷物を持ち上げるために必要な力とは?
電車の網棚に荷物を載せるのが億劫なので、もっぱら床に直置きしてしまう。スーパーのレジに並んでいるとき、床に置いた買い物カゴをつい足で押してしまう。
周囲の人にとっては迷惑千万なこれらの行為、ついやってしまうのはまっとうな筋力や筋持久力を持ち合わせていないから。
頭より上に重い荷物を持ち上げるのは、上半身を中心とした表側の筋肉の担当。なので、プッシュアップよりさらに押す力を要する「ボックスプッシュアップ」で筋力を養う。
一方、床に置いた荷物を持ち上げるのは肩や背中を中心とした裏側の筋肉。こちらは「ベントオーバーフロントレイズ」で筋力および筋持久力を鍛える。
重い荷物を持ち上げて、ひょいと網棚に載せるには、どちらの能力も必要。励むべし。
1. ボックスプッシュアップ(左右各10回×2セット)
上半身を中心とした表側の筋肉を鍛え上げろ!
- 片手の下にボックス(電話帳など厚めの本でもよし)を置いてのプッシュアップ。
- ボックスに乗せた手をぐっと押し込んでカラダを持ち上げると同時に反対側の手を上方にまっすぐ伸ばす。
2. ベントオーバーフロントレイズ(左右各5回×2セット)
理想は「T」の字。裏側の筋肉をチューンナップ
- 2リットルのペットボトルを横にして左右の手で持つ。片脚立ちになって上体を前傾させながら、ペットボトルを前方に捧げ持つようにして引き上げる。
- 浮かせた脚は後方にまっすぐ伸ばす。
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