「スキップができない」を克服する|運動神経向上トレーニング(2)
いわゆる運動神経は「リズム」「バランス」「変換」「反応」「連結」「定位」「分化」の7つの能力に分類される。スキップができないのは、7つのうち「リズム」「連結」の2つに原因が。そんな弱点を克服するためのトレーニング。
取材・文/井上健二 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 監修・指導/齊藤邦秀(ウェルネススポーツ)
(初出『Tarzan』No.766・2019年6月13日発売)
テンポよく弾む動きを習得すべし。
子供の頃は難なくできていたのに、大人になるとできない人が増えてくる動きがある。それがスキップ。
スキップとは、後ろ足で2回連続キックして軽く跳び上がりながら、膝を高く上げて前へステップする動作。大切なのは「リズム」と「連結」だ。
ラダーを使ったドリルでリズム感を養い、ジャンプ&ニータッチで手足のコーディネーションを滑らかにしよう。この2つをクリアしてから臨むとスキップは案外容易に突破できる。
ランニングの動き作りのドリルとしてスキップを取り入れることも多い。走る動作は突き詰めると片足ジャンプの連続。スキップはその動きを効率化するからだ。スキップできたらランはもっと楽しめる。各30秒〜60秒を1〜2セット、遊び感覚で行おう。