ランニングで体脂肪を燃焼させるには「時速7km」でいいのです
取材・文/井上健二 撮影/山城健朗 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾
(初出『Tarzan』No.775・2019年10月24日発売)
初めから走り続けなくても、歩く⇒走るの連続でいい。足を止めなければ体脂肪燃焼は続く。
歩く速さが時速7kmを超えると、滑走していた飛行機がふわりとテイクオフするように、両足が地面から離れる瞬間が訪れる。時速7km以上になると、歩くより、アキレス腱のバネを活かして跳んだ方がより少ないエネルギーで移動できる。だから、歩行からランへのシフトが起こる。
時速7kmを超えたら、速歩のときと同じように、息が上がらない範囲で段階的に走るペースを上げる。速歩からランへテイクオフしても、しばらく走っているとしんどく感じるタイミングがある。そこで完全に足を止めるのではなく、速歩にスイッチしてみる。ちょっとすると呼吸が落ち着いて楽になり、またランへとテイクオフできる。このようにして走る⇒歩く⇒走る⇒歩く…を繰り返そう。
いざとなったら歩けると思うと気が楽。足さえ止めなければ、体脂肪燃焼はノンストップで続く。