【HIIT初級編】ハイインパクト&ローインパクトの2種の刺激で追い込む
HIITとは「20秒間の高強度運動→10秒間の休憩」を8セット繰り返すトレーニングメソッド。トータル4分間と短い時間ながら、心肺機能の向上や脂肪燃焼の効果が期待できる。今回はこのHIITの初級者向けプログラムを紹介!
取材・文/石飛カノ 撮影/山城健朗 スタイリスト/ヤマウチショウゴ ヘア&メイク/村田真弓 トレーニング監修/<a href="/tags/takuya_shirato/">白戸拓也</a>
初出『Tarzan』No.807・2021年3月25日発売
ローとハイの2種類で実践。
今回のHIITプログラムは、初級編・中級編・上級編と体力別に3つのクラスを用意。自分の体力レベルが分からないという人は、まずは下記の記事で自分がどのレベルに相当するかをテストしてみよう。
※ まずは、こちらのページであなたのHIITレベルをチェック!
本記事で紹介する「ビギナークラス」では基本的な筋トレで追い込むローインパクトのプログラムと、より大きな動きで追い込むハイインパクトのプログラム、2種類を用意した。体力の増進レベルや気分に合わせてこのふたつを組み合わせれば、HIITを我がものにしていけるはず。
下の表は、たとえば週3回行う場合のメニュー例。3週目まではローインパクトのプログラムを週3回行い、体力のレベルアップが目に見えて表れる4週目からはハイインパクトのプログラムを徐々に取り入れていく。
初級編のメニュー例:
最初は到底無理だと思っていたハイインパクト・プログラムを20秒×8セット、完璧にこなせるようになったら、次のステップ、ミドルクラス(中級編)へ昇格だ。
初級編|ローインパクトのメニュー。
HIITの扉を開ける手始めは、このローインパクトプログラムだ。スクワットやプッシュアップなど基本的かつシンプルな動きで全身の筋肉を追い込む。正しいフォームで確実に行い、なおかつ20秒の中でできるだけ回数を稼ぐことを念頭にテンポよく行おう。
トレーニングのやり方
- 「トレーニング20秒→休憩10秒」で4つのエクササイズを2周する。
- 1〜4の順に行い、2周で1セット。
ひとつの動きを1秒以内で行うとして、20秒間で最低20回クリアすることを目標にしてほしい。むろんズルはなし。ではカウントダウン、3、2、1、スタート!
監修トレーナー・白戸拓也さんが動画で解説!
初級編|ハイインパクトのメニュー。
ローインパクトプログラムに慣れてきたら、続いて挑んでほしいのがより強度の高いこのプログラム。筋肉を追い込むと同時に、手で床を押す、足で蹴るというジャンプ一歩手前の要素をプラス。爆発的動作で心肺をより追い込めるプログラムだ。
こちらもひとつの動作にかける時間は1秒以内。4挙動の種目は10回を目標にする。4種目を2セット回せるようになったらもう体力は十分に養えているはず。
トレーニングのやり方
- 「トレーニング20秒→休憩10秒」で4つのエクササイズを2周する。
- 1〜4の順にに行い、2周で1セット。
監修トレーナー・白戸拓也さんが動画で解説!
全力で、フルスピードでといっても感覚的に掴みにくいのが実際のところ。HIITは動画を見て一緒に実施すれば、きっと効き方、充実感が変わってくる。初級編の完全クリアを目指そう!
こちらもチェック! HIIT前のウォーミングアップ。
時は来た。早速、HIITに挑戦だ。でもその前に、必ず行ってほしいのがこちらのウォームアッププログラム。日常生活レベルの身体状況では、いきなりの高強度運動に対応できない。心肺や主要な筋肉を温めてアイドリング状態にもっていく。そこではじめてHIITの効果を最大限に享受できるのだ。
HIIT前のウォーミングアップのやり方
- 4種目を30秒ずつ2周行う。
- 1〜4の順に2周で1セット。
どのレベルのHIITに挑むにしろ、これは共通の約束事。1〜4の種目を各30秒×2セット行って準備完了。では各自HIITの世界へ行ってらっしゃい!