“鍛えるシェフ”直伝の筋肉レシピ:鶏挽きかぶら蒸し
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈鳥おき〉店主の森丈宙さんに教えてもらった「鶏挽きかぶら蒸し」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.821・2021年10月21日発売

森丈宙さん
教えてくれた人
焼き鳥の名店〈鳥よし〉〈床島〉を経て、2011年に独立。本店とその2軒隣に2号店を構える。伊勢の赤どりを紀州備長炭で焼き上げる串焼きのおまかせが人気。
5年前から年2回のペースで、ボディビル大会に出場する〈鳥おき〉店主の森丈宙さん。減量期もできる限り、食べたいものを“おいしくヘルシーに”を念頭にトレメシを工夫しているという。
「これからの時季、甘みが増す旬のカブのすりおろしと胸肉を丸めてレンチンした、かぶら蒸しもおすすめ。季節の味も楽しめます」(森さん)
鶏挽きかぶら蒸し

材料(2人分)
- カブ(葉付き)…2本
 - 鶏胸肉の挽き肉(皮なし)…100g
 - 塩…1つまみ
 - A
- 白だし(かけつゆ10倍濃縮タイプ)… 小さじ2
 - 水…1/2カップ
 - 片栗粉…小さじ1
 - おろしショウガ(チューブタイプ)…2cm程度
 - 作り方
 
 
作り方
- カブはよく洗い、皮ごとすりおろし、ザルなどにあけて水気を切る。葉は小口切りにする。
 - 1のカブのすりおろしに鶏挽き肉、塩を加え混ぜる。ラップの上に半量ずつ置き、丸くまとめながら包み、上部の口をひねって留める。
 - 電子レンジ(500W)で2を加熱して蒸す。1個につき2分ほど加熱したら、様子を見ながらさらに1分ほど加熱する。
 - 小鍋にAのあんかけの材料を入れてよくかき混ぜる。菜箸などでかき混ぜながら、弱火で1分半ほど温めながらとろみをつける。
 - ラップを外した3、1のカブの葉を器に入れ、4をかけ、おろしショウガを乗せる。
 
ポイント

カブと鶏肉のタネをラップで包み、茶巾絞りのように上部をひねって留めよう。
栄養ポイントはココ!
カブは淡色野菜ですが、葉の部分は緑黄色野菜。栄養価が高いので捨てずに使うのが◎。抗酸化ビタミンのβ-カロテン、ビタミンC、筋肉に酸素を届けるのに必要な血液成分・ヘモグロビンの材料になる鉄も豊富です。(管理栄養士・河村玲子さん)

















