「筋トレには哲学を感じる」俳優・笠松将さんが鍛える理由
筋トレに限らず、ラン、ヨガ、ピラティスや自分の好きなスポーツといったフィットネス。始めたい・習慣にしたいと思っても、なかなか一歩を踏み出せない人も少なくないはず。そこで、既に始めている先輩たちに聞いてみました「そもそもなんでトレーニーになったのか?」。今回は俳優・笠松将さんが鍛える理由。
取材・文/山梨幸輝 撮影/石渡朋 ヘア&メイク/MIZUHO スタイリスト/平松正啓
初出『Tarzan』No.872・2024年1月25日発売
極論を言うとやらなくても生きていける。でも…
ドラマ『岸辺露伴は動かない』でランニングに取り憑かれた男という特殊な役柄を演じた俳優・笠松将さん。
引き込まれたのが唯一無二の存在感とシックスパックだ。
「日常的に鍛えて基礎代謝を高めればカラダだってすぐに絞れますから。どんな役でも対応できますよ。大事なのは“土台作り”。海外ロケに行く時はジム付きのホテルを手配しますし、食事も常に高タンパク低脂質を心がけています。
ストイックに見えるかもしれないけど、これは自分のカラダが調子いい状態をキープしているだけ。みんなその方が楽だって知らないだけなんです」
最新のトレーニング法や食事法を日々リサーチし、この日も撮影場所のジムで“カラダを動かしたくてたまらない”様子だった笠松さん。
単に演技やカラダ作りのためだけではここまで筋トレにのめり込めないはずだ。笠松さんはなぜ、鍛えるのか?
「筋トレって演技でOKテイクを重ねるよりも哲学がある行為だなと思うんです。だって、極論を言うとやらなくても生きていけるじゃないですか。
でも、そこに時間とエネルギーを割いて、自分一人で成長し続けることこそが豊かだなと。僕はそんな哲学がある生き方の方が楽しいと思うんです」
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