シモーネ・バイルズ(新体操)|ターザンのスクラップブック
真似しようとしても決して叶わない、独自のスタイルを持ったアスリートたち。色褪せない永遠のスタイルアイコンを日替わりで紹介します。
文/岡島みのり 写真/アフロ
シモーネ・バイルズ(1997-)|アメリカ
(新体操)
2016年リオデジャネイロ・オリンピックの体操競技で女子団体・個人総合・跳馬・ゆかで金メダルを獲得し4冠を達成した世界女王。しかし、5年後に出場した東京オリンピックで自身最大の試練と立ち向かうことになる。精神的ストレスを理由に団体総合決勝の途中で演技を取りやめ、個人総合、種目別跳馬、種目別段違い平行棒、種目別ゆかを棄権したのだ。その後2年の休養を経て2023年に競技に復帰し、パリ・オリンピックでは団体、個人総合、跳馬で金メダルに輝いた。自身を見つめ、再び競技に戻るのは容易くないことだが、新体操への愛や弛まぬ努力によって再び世界一に返り咲いた。