日々の現場はもちろん、休日のサウナや渓流釣りにも《スバル レガシィアウトバック L.L.Bean エディション》|クルマと好日

アウトドアフィールドに、あるいはちょっとした小旅行に。クルマがあれば、お気に入りのギアを積んで、思い立った時にどこへでも出かけられる。こだわりの愛車を所有する人たちに、クルマのある暮らしを見せてもらいました。

撮影/五十嵐 一晴 文/豊田耕志

初出『Tarzan』No.867・2023年10月19日発売

 若手写真家にとって北米の“大衆車”が等身大。

2014年公開のロードムービー『ネブラスカ』を観ると、北米のカントリーサイドの暮らしには、スバルのレガシィアウトバックが馴染んでいることがわかる。もはや、アマゾンなんかのメールオーダーのように当たり前の存在なのだろう。

そのシステムを100年以上前に考案した元祖ともいえる、ファッションブランド〈L.‌L.ビーン〉とコラボした限定車もたびたび登場している。本国での人気は定かではないが、こちら日本では若者中心に人気の車種。

渋めのフォレストグリーンが、いかにも〈L.L.ビーン〉っぽい。晴れの日にはブライトグリーンに変化するなど、野生の蝶のように素敵な色合いだ。

雑誌やブランドのルックを中心に活動する若手の写真家、安保涼平さんも、そのハンドルを握る一人である。

「実は僕も『ネブラスカ』を観て、格好いいなと思った口。90年代の角張ったフォルムではなく、全体的に丸みを帯びた2000年代らしいウォーミングなルックスが、自分にもピッタリだし、逆に格好よく見えたんです。仲良くさせてもらっている〈カーサービス〉デザイナーの橋本奎くんに相談してみたら、“渋いじゃん。こんな限定車もあるよ”と〈L.‌L.ビーン〉仕様を教えてもらって。それからは“ビーン型アウトバック”で頭がいっぱいに(笑)」

寝る前の歯磨きのように『カーセンサー』をチェックするのが習慣になったある時、群馬の中古車店で状態のいいものが出ているのを発見。

「すぐさま奎くんと一緒に群馬まで足を運んで、実物を見て、即決。機材がたっぷり入るロングボディに、2000年代のファミリーカーらしい2トーンカラー。そして、部品が手に入りやすく、故障してもすぐ直せるというところが最大の決め手でした。現場に“壊れた”と言って、遅刻するわけにはいかないので」

以来、仕事道具として活躍するが、近頃はアウトバック本来の使い方もするようになってきた。

「今年から渓流釣りを始めたんです。仕事以外は、横浜や川崎のサウナに行くくらいだったので、いよいよ四駆としての真価を実感する時が来たって感じです。先日は、釣りの先生、〈モーブレーワークス〉の鰤岡力也さんと昇仙峡に行ったんですが、偶然にも鰤岡さんも“アウトバック”で。やっぱりいいクルマだよね〜と盛り上がりましたよね」

SUBARU LEGACY OUTBACK L.L.Bean EDITION

発売当時の価格は約300万円。安保さんは現在の相場である、約100万円で入手。

安保さんの愛車は2004年式なので、オーディオ機器はCD仕様。故にダッシュボード内には、友人のDJや友達のブランドが制作したミックスCDを常にストック。こちらは大阪のブランド〈ラジャブルック〉が、同じく大阪のDJ QUESTAと手がけた一枚。

表革とスエードのコンビが上品なシートに、所々に配されたウッドパネルが、〈L.L.ビーン〉の洋服みたいにちょうどいい。

しっかりロゴも刻印されているのが嬉しいポイント。

  • 全長4,730×全幅1,770×全高1,545㎜
  • エンジン=2,457cc、水冷対向4気筒SOHC16バルブ
  • 定員=5名
  • 燃費=13.0㎞/ℓ(10モード/10・15モード)
Owner

安保涼平(写真家)
1995年、神奈川県生まれ。写真家・大野隼男さんに師事。2021年に独立後、〈BOTT〉をはじめとしたファッションブランドのカタログや雑誌などを中心に活動。

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