長時間座っても疲れないために。宇多丸さんのマイルール

ラジオパーソナリティとして活躍する宇多丸さんは、毎日3時間のラジオ生放送に挑むほか、執筆作業で5時間以上座りっぱなしの日もあるとか。それでも、特にカラダは辛くはないと語るタフさの秘訣は日々の小さな工夫の積み重ねにあった。

取材・文/黒田創 撮影/高橋マナミ

初出『Tarzan』No.849・2023年1月26日発売

宇多丸さん

座りっぱなしのようで実はちょこちょこ動いてるんです

毎日3時間のラジオ生放送に臨む宇多丸さん。腰、大丈夫ですか?

「正直、特に辛くないんですよ。3時間といっても、途中でストレッチしたり歩き回ったりと、無意識のうちに動いていますし、数年前にゲーミングチェアを導入してからはさらに楽になりました。

ゲストの方は普通の椅子なのに、僕と番組パートナーだけゲーミングチェアなのはどうなんだって話ですけれど(笑)」

宇多丸さん

宇多丸さん

CMの合間にスクワットしたり、カラダを伸ばしたりするのが習慣。

最もこだわっているのが寝具。

「睡眠中は何時間も同じ姿勢をとるのだから、ベッドマットこそいいものを選ぶべき。〈ドリームベッド〉のショールームでいろいろ試して購入したのですが疲れの取れ方が全然違う。

腰痛に悩む皆さんは良い寝具を。これは強くおすすめしたいです」

スポーツや筋トレはしないが、日常生活でちょこちょこ動くのでそれが一番の運動になっているという。

「僕、若い頃から基本的に電車で座らないんですよ。都心周辺の電車移動は短時間ですから、立ったり座ったり面倒じゃないですか。その10~20分間、揺れに合わせてカラダを動かすのが意外と腰にいいんじゃないかと。

駅でもエスカレーターの列に並ぶのが嫌で、さっさと階段で移動しています。散歩が好きでよく歩くし、猫背になりやすいので歩く時も“モデルのようにしないと”と意識的に姿勢を正していますね」

「音楽や映画評の原稿を集中して書く時は、5時間ぐらい座りっぱなしになるので多少ダメージはあるかも。映画鑑賞も長時間座るけど、今の映画館はいい椅子を使ってますから」

宇多丸さんのマイルール
  1. 放送中はゲーミングチェア使用
  2. CM中にちょこちょこ動く
  3. 寝具には徹底的にこだわる
  4. 電車では立つ&駅の階段上り下り