Tarzan Webが選ぶ、今週やりたいこと。|2026年4月2週目のWeekly Watch List

〈無印良品〉のギャラリー〈ATELIER MUJI GINZA〉で開催中の「ととのう 展」、日本人初のUFC王者奪還をかけた「UFC327」、〈21_21 DESIGN SIGHT〉の企画展「スープはいのち」など、今週気になるウェルネス・スポーツ情報を、編集部が5つ紹介します!

編集・文/林 暖茄

4/6(月)|“山の辺の道”で早春の花々を見る、春だけのトレッキングへ。

〈モンベル〉が主催する「花を楽しむ山歩き」シリーズ、次回開催は4月12日(日)。 舞台は、日本最古の国道といわれる“山の辺の道”だ。大和平野の三輪から奈良へと通じる、7世紀初め頃に造られたこの道を通り抜けると、大和盆地東麓で最も高い山、龍王山へ。盆地が一望できる山頂は、景色を眺めているだけでそっと心が落ち着く。道端に咲くのは、ロウバイや梅など、早春の花々。時節の樹々もそびえ立ち、美しい景観が続く。そしてもう一つの魅力が、ルート上に点在する古墳跡や、『万葉集』の歌碑、『古事記』や『日本書紀』のゆかりといった、日本古来から続く歴史的なスポット。山頂部には、戦国時代に築かれた城跡もある。歴史が息づく山道を一歩一歩歩いていく時間は、どことなくロマンを感じる。このシリーズでは、トレッキングを満喫しつつ、登山での歩き方の基本もしっかりレクチャーしてもらえるのがありがたい。登山ビギナーなら、まずはこうした機会で知識をインプットしつつ、山に慣れていくのがおすすめ。参加には事前申し込みが必要なので、サイトをチェックしよう。

 

4/8(水)|「スープ」を入り口に、衣食住の根源に触れる。

六本木の美術館〈21_21 DESIGN SIGHT〉にて、企画展「スープはいのち」が開催中。スープとは、水と食材を火にかけ、器に入れる、シンプルな行為から生まれる食べ物。しかしその一杯の中には、素材に宿る力や熱の移ろい、土地の歴史、身体の感覚、器や食空間の静かな佇まいといった、多様な層が同時に息づいていると、展覧会のディレクターをつとめる遠山夏未さんはいう。小さな器のなかに「生きる環境そのもの」が立ち上がってくるその構造を「身体を包む行為」として定義することで、新たに見つめ直すのが本展の試みだ。現代の暮らしはますます便利さが増す一方で、その背景にある仕組みや環境は複雑さを増している。そして、衣食住を支えてきた人々の原初的な感覚は、いっそう薄まりつつある。抽象的な構造としての衣食住と、人間の身体に残る野生的な感覚。その両方を五感を通して感じ取ることで、新しい視点や気づきを見出す好機になりそうだ。

 

4/10(金)|日々をサバイブするために「日記」を書いてみる。

新年度が始まり、環境の変化や新たな出会いに、何かと気疲れしやすいこの時期。そんな時は、自分の気持ちを冷静に整理し、心を穏やかに保ってくれる「日記」を書くことが、日々を健やかに過ごすひとつの手段になるかもしれない。書籍『書きたいことがない人のための日記入門』は、日記を「書くこと、生きることの基本になる文章表現だ」と定義する。何を書いてもいいし、書かない日があってもいい。日記を通して静かに日常を見つめ直せば、それまでは気づかなかった自分の感情や、時には世界の魅力をも発見することができる。それは、SNSで情報の発信が容易になり、言葉が氾濫した現代において、“落ち着いてものごとを考えられる”というメリットになる。そうして紡いだ言葉は、いずれ人と人が繋がる基点にもなりうるのだ。せわしない日々の合間にまずはほんの少し、日記を書く時間を設けてみるのはどうだろう。

 

4/11(土)|〈無印良品〉と「ととのう」を再考・実践してみる。

〈無印良品〉のギャラリー〈ATELIER MUJI GINZA〉で「ととのう 展」がスタート。『Tarzan』でも頻繁に取り上げる「整う」というテーマ。暮らしや生活が整う、心身が整う、サウナで整う? など、気づけばありとあらゆるシーンで使われているこの言葉。〈無印良品〉はこれを「余計を足すことではなく、極端に削ぎ落とすことでもなく、‟必要十分に近づける行為や姿勢・状態”」として定義する。本展示では「空間とくらし」「心と身体」「人それぞれ」の3つのパートでの実践を通して、さまざまな「ととのう」のかたちを紹介していく。「空間」のパートでは、”見立て”をテーマに無印良品の商品でつくる茶室が出現。「心と身体」のパートでは、身体スキャンや視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つの感覚への刺激を通して、自分自身の「ととのう」ヒントを見つける体験を提供。「人それぞれ」のパートでは、無印良品にゆかりのある人々への暮らしの工夫や実践に触れられるさまざまなインタビューを、パネル展示する。ここでの体験を通じて自分自身の感覚を深く知ることで、暮らしが良い方向へととのっていく感覚を享受したい。会期は 5月31日(日)まで。

 

4/12(日)|日本格闘技界の悲願、初のUFCベルト奪取なるか。

打撃技や投げ技、関節技、絞め技など、あらゆる技術を駆使して戦う総合格闘技、MMA。そのMMAの頂点をかけて、世界中のトップファイターが戦う大会「UFC」(Ultimate Fighting Championship)が現在開催中だ。中でも一大注目マッチは、4月12日(日)に行われるフライ級「ジョシュア・ヴァン vs. 平良達郎」の対戦カード。現王者のジョシュア・ヴァンに挑む同級3位の平良達郎は、勝てば日本人初のUFC王者になる。2025年12月に元王者ブランドン・モレノを破ってUFC王座挑戦権を獲得した平良。アジア人男子ファイターの王座戦は史上初、2000年代生まれの新世代同士による頂上決戦となる予定だ。 U-NEXTで試合配信が決定しているので、格闘技ファンに限らず、一人の日本人の勇姿を見守りたい。