日々の鍛錬で勝利を掴め!競技要素の強い有酸素トレ。

フィットネスをスポーツに変えたレース系イベントが続々と誕生中。世界の超人たちと肩を並べ、タイムや順位をガチで競う。日頃のワークアウトの成果を、同じ熱量の仲間と讃え合える“戦いの場”が、楽しみながら身も心も引き締めるモチベーションになる!

編集/宮田恵一郎 取材・文/宮田恵一郎

初出『Tarzan』No.920・2026年2月26日発売

STAIRCLIMBINGの様子

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診断チャート付き!自分に合う有酸素トレの見つけ方。

HYROX|ワークアウトの成果を試す、世界共通フォーマット!

いまフィットネス界隈で話題なのが、24年8月に初上陸した「HYROX」。究極の屋内型フィットネスレースといわれ、ランと筋トレをそのまま競技にしたシンプルな構成。レースは、ソロ、ペア、チームで参加でき、1kmランとワークアウトを8回繰り返し競い合う。走力だけでは通用しない! 筋持久力、動作効率、回復力まで、鍛え上げた総合力が問われる。

HYROXの様子

まず1kmランニング、その後ワークアウト。これを8回繰り返す。

HYROXの様子

第5種目のロウイングに辿り着く頃には疲労困憊の選手も。

HYROXのゴールの様子

ゴールを盛り上げる華麗な演出。日々のワークアウトの努力が報われる瞬間がやってくる。

HYROXの様子_ボクシング代表の岡澤セオン選手も参戦し、完走

日本初開催の横浜大会には、2024夏季オリンピックボクシング代表の岡澤セオン選手も参戦し、完走。記録は1時間31分29秒。

HYROXの様子

一見シンプルで奥が深いスキーエルゴが第1種目。ハイロックスらしいスタート種目。

HYROXの様子

フィニッシュラインがもう目の前に見えてくるゴール直前のラストステーションは、ウォールボール。

〈HYROX〉

今年1月30日〜2月1日に大阪で開催されたばかり。ほぼ毎週、世界各地で開催。4月11、12日は隣国の韓国で開催された。詳しくはこちら

Red Bull 400|心肺を極限まであい込む400m走。

短距離戦にして、持久戦! 急勾配のスキージャンプ台を一気に駆け上がる世界屈指の過酷な400m走。最大斜度は37度、高低差は約130m。心拍は一気に最大域へと引き上げられ、有酸素と無酸素の境界を越える強烈な負荷がかかり、「どれだけ短時間で限界に到達できるか」を競う。ペース配分の余地はほとんどなく、脚力、心肺、精神力が勝負を分ける。

Red Bull400の様子

2017年に初開催され、今年9回目を迎える。種目は男子個人、女子個人、4×100mリレー。個人の日本最速タイムは3分23秒13。心拍数は平常時の約2〜3倍に達する。
©Suguru Saito/Red Bull Content Pool

〈Red Bull 400〉

今年2026年5月16日に札幌大倉山ジャンプ競技場(北海道)で開催。大会の様子はこちらから。

SPARTAN RACE|自然と障害物が相手の究極持久戦。

自然地形と障害物を舞台に行われる世界最大級の障害物レース。走力を土台に、登る、運ぶ、ぶら下がるといった動作が連続で求められ、有酸素能力と筋力、精神的なタフさが同時に試される。泥や水、急斜面などフィールドを活かした不確定要素が多く、環境適応力と“生き抜く力”も重要な要素だ。競技カテゴリーは幅広く、自分のレベルに応じた挑戦が可能。

SPARTAN RACEスタートの様子

カテゴリーにより距離は異なるが、通常5〜20km以上のランに加え、20〜30個の障害物が設けられる。

SPARTAN RACEの様子

OPENカテゴリーは、参加者同士で助け合い障害をクリアすることが許されているが、できない場合はバーピージャンプを規定回数こなす罰則が科せられる。

有刺鉄線の下をくぐり抜けるSPARTAN RACEの様子

有刺鉄線の下をくぐり抜け進むパートも。

SPARTAN RACEの様子

途中、砂袋や砂利の入ったバケツを担ぎ進む。

〈SPARTAN RACE〉

今年は富士通スタジアム川崎(神奈川)、東京ドイツ村(千葉)など全国7か所で開催。次回レースのエントリー・詳細はこちら をチェック。

STAIRCLIMBING|上へ、ただ上へ、階段で試す心肺力。

高層ビルやタワーの階段を駆け上がる垂直型レース。意外にも300年以上の歴史があり、会場は標高差100m以上、階段の勾配は傾斜45%以上と国際規定が定められている。参加者の年齢や性別はさまざま。ただ、ガチで挑むと過酷さは随一。主に下半身の筋出力と心肺持久力が問われ、心拍はレース中つねにLT値(無酸素運動閾値)を超えた状態で推移する。

STAIRCLIMBINGの階段を登っている様子

手すりの使い方といった戦略性も高く、都市という日常空間を競技場に変える点も独自。

〈STAIRCLIMBING〉

今年は2026年5月23日に中部電力ミライタワー(名古屋)で開催。高さ:90m(415段)。個人、親子で参加可能。イベント情報はこちら