写真を撮るために、荷物は軽く。フォトグラファー・根本絵梨子さんの山装備。

森や雪原の静謐な美を写すフォトグラファー・根本絵梨子さん。カメラ2台を背負って山を歩くからこそ、道具選びで重視するのは軽さと丈夫さ。旅と山歩きが育てた、現在の愛用品を拝見。

text: Mako Matsuoka photo: Eriko Nemoto, Yuri Yosumi (登山)

『Tarzan』No.929 on sale July 9, 2026.

根本絵梨子さん愛用の夏登山装備
Profile

根本絵梨子(ねもと・えりこ)/7月30日〜8月14日まで〈代官山 蔦屋書店〉、8月11日〜8月31日まで羽根木〈sonus〉で写真展を開催。

旅を重ねるたび、道具も変わっていく。

根本絵梨子さんの登山している姿

森や雪原に宿る静謐な美と力強さを写し取る、フォトグラファーの根本絵梨子さん。フィルムカメラ2台を担いで山を歩くため、荷物は少しでも軽くしたい。収納用のバッグやリュックは、軽量かつ丈夫なものを選んでいる。

根本絵梨子さん愛用の夏登山装備

根本絵梨子さん愛用の夏登山装備の番号振り

1.〈Portez〉《カカオ&れんこんグラノーラ》/2.3.〈パドラーズコーヒー〉キャップ、ナルゲンボトル/4.〈ローカス ギア〉ポール/5.〈センチデザインズ〉ポーラテックアルファダイレクトフーディ/6.〈クリーパー〉5本指ソックス/7.〈アンドワンダー〉バックパック/8.〈エクスペド〉ハンモック/9.〈オンブラズ〉サングラス/10.〈ユリミヤタ〉手ぬぐい/11.〈アークテリクス〉レインジャケット/12.〈ザ ・ノース・フェイス〉レインパンツ/13.〈ハイパーライト マウンテン ギア〉カメラバッグ/14.〈NATURE REPUBLIC〉UVスティック/15.〈ビオレ〉《UVアクアリッチ》/16.〈プリムス〉バーナー/17.〈P.P.C.E.〉ウェストポーチ/18.〈icebreaker〉メリノウールTシャツ/19.〈PENTAX〉《645》/20.〈コクヨ〉測量野帳/21.スゴ乗越小屋で購入したくま鈴/22.〈VIVAHDE〉山のうつわと〈A SOT〉ガスストーブ/23.〈ヴェレダ〉アルニカオイルとNZで調達した虫除けバームと虫刺され対策のクリーム/24.〈かわり芽×YURI MIYATA〉ポーチ、携帯用ハサミ、〈ナイトコア〉ヘッドライト/25.〈アンドワンダー〉クリンクルナイロンパンツ/26.〈ハイパーライト マウンテン ギア〉カメラバッグ/27.〈ライカ〉《ミニルックス》/28.〈アルトラ〉スニーカー《オリンパス6》

「防水性に優れるキューベンファイバー製の(13)は106g、(26)は39g。ダイニーマという素材で仕立てた(7)は320g。これは登山を始めた頃からずっと憧れていたもので、この春ようやく仲間入りしました。10年越しの夢を叶えられたんですよ」

2023年末からはニュージーランドで、約1400kmのロングトレイルに挑戦。ギアを見つめ直すきっかけにもなったという。

「ハイキングの途中で足を痛めてしまったので、〈アルトラ〉のスニーカー(28)を購入しました。幅広で、靴の中で指を一本ずつ自然に使え、バランスがとりやすいんです。もうすでに4足を履き潰しています。現地のアウトドアブランド〈クリーパー〉の靴下(6)は、5本指で動かしやすい。そのうえメリノウール製なので、快適です」

天然繊維ならではの調温・調湿機能や防臭性に惹かれ、Tシャツも同素材を愛用する。

「(18)は天然染料を用いた日本限定シリーズ。紫キャベツで染めた深みのある色に惹かれました。もうウェアは買わないと心に誓いながらも、シーズンが変わるたびについチェックします(笑)。また、手ぬぐいも数えきれないほど持っています。日除け、暑さ対策、さらには鍋敷きにまで活躍する頼もしい存在。(10)は友人のブランドのもの。山小屋に立ち寄ると気付けば一枚増えているんです」