ウチサカさんのトレイル案内。[小楢山。]
本誌『ターザン』の連載『Tarzan Trails』では、毎号トレイルラニングの楽しさを紹介しています。934号は山梨県・小楢山。こちらのページでは、コースのGPSデータを公開中!
text: Tsuneo Uchisaka photo: Atsushi Ishihara trail runner: Akikazu Yamashita

甲府盆地を見下ろす小楢山山頂。写真右側、中腹から上を雲に覆われているけど、霞んでいるけど、実は大きな富士山も隠れているんです。
ウチサカさんってこんな人

小楢山。
電車、それともクルマ? それぞれに長所短所があって、比べにくいけど、トレランに最高! なのにバスの運行もなし、クルマでなければ絶対にアクセスできない山があるのは事実。そして多くの場合、人気の山、有名な山でないなら、そして桜や紅葉の頃でないなら、入山する人は少なく、出会う人は少ないのです。
クルマアクセスの長所は、バスや電車の運行時刻のシバリがなく、行動の自由度が高いこと。短所は駐車したところに戻らなくてはならないこと、コースはピストン(往復)かループです。また、帰りの高速道、渋滞に巻き込まれるとつらいなあ。
そこで山梨県の小楢山(こならやま)。甲府盆地の縁、時計文字盤12時あたりに位置する奥秩父山塊の南端の山で1713mとそこそこの高さ。山頂からは足元に甲府盆地が広がり、真向かいの御坂山塊(盆地の縁6時のあたり)の奥に富士山がどっかんという大パノラマです。
コースはピストンせざるを得ないのだけど、ゆるゆるの尾根道(幅の広い防火帯です)なので、上りはヒイコラなし、下りはキャッホー、楽しいんです、むしろピストン大歓迎。
また、3時間もあれば余裕で往復できます。帰りの渋滞を避けるためにも、早い時間から走り出して、13時くらいには駐車場に戻る、というスケジュールが可能です。
さあ行くよ。一本道だけど途中にいくつか分岐があるので下のGPSのDLをお忘れなく。スタートは焼山峠/小楢山登山口駐車場、トレイルに入ったとたんお地蔵さんがたくさんいらっしゃいます、そのわけは現地でご確認ください。
トレイルは広い切り開かれた防火帯の尾根道がえんえんと続きます。30分くらいで新道(尾根道)と旧道(巻き道)の分岐、ここはためらうことなく新道へ。少し急坂になるけど大きな岩場を越えれば、さらに道幅は広くなってゴルフコースのよう、的石の先で旧道と合流します。
的石から20分ほどで次の分岐1、直登で小楢山方面へ。ちょっとした斜面を上がると笹に覆われた原っぱ、そして小楢山の山頂、これがまあ広い広い。前述の通り、甲府盆地が足元に広がっていて、南の御坂山塊(越えた先は富士五湖)の奥に富士山が姿を見せています。
さあ、いよいよ下りです。山頂からはそのままUターンでもいいけど、いったん東に進んで、分岐2を北に。すると巻き道、さっきの直登がはじまる分岐1に戻れます。
そして的石手前の分岐までバンバン下ります。この分岐は旧道(巻き道)を選びます、そしてお地蔵さんまでえんえん快走のダウンヒル。

登山口に入るとすぐにたくさんの「子授け地蔵」さん。子宝を願う人たちにはありがたいところ。

広い防火帯がそのままトレイルになっています。ゆるーい上りです。帰り(下り)が楽しみ。
コースマップ

中央道勝沼ICで降りてJR中央本線塩山駅周辺、県道219号と進み、1時間弱で琴川ダムの先、焼山峠/小楢山登山口駐車場。なお、12月上旬〜4月下旬は降雪凍結のため全面通行止めです、ご注意ください。なお、ゆるい山でも標高は1713m、晴天でも十分な装備を。

GPSダウンロードはこちら!
GPSデータは「.gpx」形式です。GPS時計各ブランドのアプリで読み込めます。GPS時計がなくてもスマートフォンの地図アプリを使ってダウンロードできるし、「Googleマップ」を開いて「マイマップ」に取り込むこともできます。また、「.gpx」形式はMacアプリの「トレイルノート」で開いて編集することができます。
![ウチサカさんのトレイル案内。[三浦半島横断トレイル。]](/_next/image?url=https%3A%2F%2Ftarzanweb.jp%2Fuploads%2F2026%2F12%2Ftt933key.jpg&w=1920&q=75)

