巧いダンベルトレ|カーフレイズ(トレーナー・川本高透さん)

「トレーニングは“巧さ”で決まる!」パーソナルトレーナー川本高透さんの連載。今回は、ダンベルを使って「ふくらはぎ」を鍛える「カーフレイズ」をご紹介します。

ダンベル・カーフレイズ

カーフレイズでふくらはぎの筋肉を鍛える

カーフレイズは、ふくらはぎに効果のあるトレーニング。ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれる重要な器官。その理由は、ふくらはぎの筋肉が収縮することで、心臓では補いきれない下半身の血流を促す働きがあるため。

ふくらはぎを鍛えることで、血流が促進され、むくみの解消やふくらはぎの引き締め効果が期待できますよ!

鍛えられる筋肉

腓腹筋(ひふくきん)・ヒラメ筋

ふくらはぎの筋肉は、腓腹筋とヒラメ筋によって構成されています。腓腹筋は、跳んだり走ったりする動きに使用します。

また、つま先立ちや、歩く時に足で地面を蹴り出す動きに使われます。ヒラメ筋はとても強い筋肉で、長時間の立ち仕事や競歩、マラソンなどをされる方には非常に重要な筋肉になります。

実践! カーフレイズ

使用器具:ダンベル

トレーニングの回数:30回

ダンベルの重さ:3〜5kg

基本動作

① 両手にダンベルを持ち(なくてもOK)、足は肩幅くらい開いて立つ:つま先はまっすぐ前に向けます。

ダンベル・カーフレイズ

② つま先に力を入れて、踵を上げていく:ふくらはぎの筋肉が収縮しているのを意識しながら行います。バランスを崩さないように注意しましょう。

ダンベル・カーフレイズ

③ 踵がこれ以上上げられないところまで上げる:上げ切る際には少し膝を緩めます。そうすることで、ふくらはぎの筋肉が収縮するのでより運動効果が高まります。

ダンベル・カーフレイズ

④ ふくらはぎの筋肉を伸ばしながら、ゆっくりと下の位置に戻す

⑤ ①〜③を繰り返す

NGは「踵を上げ切らない」

踵を上げる際は、これ以上上がらないというところまで上げましょう! 中途半端でやめてしまうと効果は半減してしまいます。

ふくらはぎを鍛えるトレーニング方法をご紹介しました。自宅でも手軽にできるトレーニングなので、ぜひ隙間時間にトライしてみてください!

正しいトレーニングとは何か?

「トレーニングを続けているのに、効果がなかなか見えない…」そんなことありませんか?

トレーニングの効果を最速で実感したいなら、“巧さ”が大切です。パーソナルトレーナーをしていて実感したことは、たくさんのお客様が、間違ったトレーニングをしているため、効果を十分に出せていないということ。

一例をあげると、狙った筋肉を動かせていなかったり、体幹を使ってしまっていたり、不必要な筋肉を使ってしまったり…。

正しいトレーニングとは何か? 一言で表すと“狙った筋肉に負荷を乗せて、その筋肉を動かす”ということ。簡単そうに思えますが、種目によって、骨盤の位置や重心の位置、姿勢、足の開き、手幅、肩甲骨の位置を丁寧に調節していくことが必要です。

「難しそう…」いえいえ、そんなことはありません! 初めは時間をかけて、一つひとつマスターしていけば必ず“巧い”トレーニングが身に付きます!

引き続き、Tarzan Webの連載では“巧い”トレーニング方法を発信していきます。これからも一緒にトレーニングを楽しんでいきましょう!

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