ウチサカさんのトレイル案内。長野県[奥信濃 カヤの平高原。]

本誌『ターザン』の連載『Tarzan Trails』では、毎号トレイルラニングの楽しさを紹介しています。930号は長野県・奥信濃カヤの平高原。こちらのページでは、コースのGPSデータを公開中!

text: Tsuneo Uchisaka photo: Sho Fujimaki trail runner: Takuya Yamada, Hiroshi Kimura, Kaito Kobayashi

ここは、古くは牛さんがいっぱいの元国営木島平開拓牧場。だからこんなにも広くて真っ平ら。いくらでも走れます。

ウチサカさんってこんな人

奥信濃 カヤの平高原。

奥信濃(オクシナノ、勝手に短縮してオクシナ)。長野県と新潟県が接する山深い北の地域のこと。そしてここに『奥信濃100』という大会があります。

長野県は木島平村、中野市、山ノ内町の森と山と高原を駆け巡る壮大なレースで、スタートは木島平村のスキー場。目の前の名峰・高社山(こうしゃさん、たかやしろ)の頂を踏み、次にブナの原生林で知られるカヤの平へ、渓流に沿ったトレイルを上ります。

そしてヒイコラ到着するのがここカヤの平、当日は大きなエイドがあります。「オクシナ100」で訪れてもいいけど、クルマでやってきて、ここだけで完結する楽しいトレイルラニングもいいですよ、と「オクシナ」主催メンバー(山田琢也さん、木村大志さん、小林海仁さん)が案内してくれました。

志賀高原の北に広がる標高1400~1700m、約1450ヘクタールの広大な高原。樹齢300年を超えるブナの原生林が広がり「日本一美しいブナの森」とも呼ばれているそうです。そして夏のカヤの平にはキャンプ場やロッジが営業していて宿泊できます。つまりここに泊まれば、朝イチでブナ原生林を駆け抜けることができるんです、なんと素晴らしい。

四叉路分岐までの区間でもあちこちに大きなブナや小さなブナがいっぱい。トレイルは腐葉土と落ち葉でふかふかだし、素敵です。

ここでは3人が10kmの周回コースを先導してくれました。木島平村スキー場からクルマで30分ほどのカヤの平高原総合案内所が起点終点です。コースには分岐が多いので必ず左上のGPSデータを時計や携帯にDLしましょう。

さあ行くよ、反時計まわりに進みます。カヤの平ロッジの脇からトレイルです、東まわりコースに。すぐ右に信州大学のブナ原生林教育園。もちろん東まわりコースにも大きなブナがたくさん、1.5kmほどで四叉路分岐です。ここを東の北ドブ湿原方面へ、すぐに湿原を渡る板張りの遊歩道になるのでここは走らずに歩きで。この湿原、夏はニッコウキスゲの群生が美しいです。

元国営牧場を別角度から。カヤの平ロッジの真ん前も大野原。ロッジの左からトレイルが始まっています。信州大のブナ森はこの奥。

湿原の端からゆるゆる上り、500mほどで八剣山入り口を越えてピークです。さあ、ここから八剣山歩道を駆け下りましょう、3km以上の長いダウンヒルです。林道に出たら今度は上り、ドブ平歩道、大ブナ歩道へと続きます。そしてさっきの四叉路分岐に戻りました、西まわりのトレイルを下りましょう。

いやあ、森の中はブナだけでなくダケカンバ、白樺もたくさん、足元はふかふかだし、オクシナの森を満喫です。鬼ゴッコにちょうどいい広い野原、総合案内所に還ってきました。これで10.3km、カヤの平をたっぷり遊びました。

カヤの平を案内してくれた3人。左/山田琢也さん、「オクシナ」実行委員長。中/木村大志さん、同大会コースディレクター。右/小林海仁さん、同大会事務局、統括管理担当。

コースマップ

カヤの平のいいところをぐるっと巡るコース。「オクシナ」のレースコースとは異なる区間があります。木島平村から日帰りすることもできるけど、夏は泊まれるのですから……。詳しくは〈ぶなの森カヤの平高原キャンプ場〉で。

GPSダウンロードはこちら!

GPSデータは「.gpx」形式です。GPS時計各ブランドのアプリで読み込めます。GPS時計がなくてもスマートフォンの地図アプリを使ってダウンロードできるし、「Googleマップ」を開いて「マイマップ」に取り込むこともできます。また、「.gpx」形式はMacアプリの「トレイルノート」で開いて編集することができます。

Facebookでも情報発信中!

この記事にはFacebookページがあります。みなさんからのコメントやメッセージをお待ちしています!

公式Facebookページはこちら