ウチサカさんのトレイル案内。[浅間嶺]

本誌『ターザン』の連載『Tarzan Trails』では、毎号トレイルラニングの楽しさを紹介しています。936号は浅間嶺。こちらのページでは、コースのGPSデータを公開中!

text: Tsuneo Uchisaka photo: Atsushi Ishihara trail runner: Akikazu Yamashita

ウチサカさんってこんな人

浅間嶺

東京南西部に奥多摩という山域があります。東京側の入り口は全部で3つ、ひとつはJR青梅線終点の奥多摩駅から。ふたつ目はJR五日市線終点の武蔵五日市駅から。そして3つ目がJR中央線/京王線の高尾駅、あるいは京王線の高尾山口駅から。それぞれ西に向かって尾根や谷をつなげて進み、広大な奥多摩という山域を作っています。

さてさて、大事なこと。トレイルラニングの魅力はいくつもあるけれど、上位にランクされるのは「気持ちのいい山(絶景うれしいなあ)のトレイルを、気持ちのいいスピードで走り続けること」でしょう。つまり、上り下り(アップダウン)が少なく、その高度差も少なく、平坦で、贅沢を言えば、ゆるーい斜度の下りがえんえんと続くコースを走ることが至福になります。

具体的には、バスや電車、ロープウェイなどで高みに上がって、そこにフラットな高原やゆるい尾根道があればいい。『ターザン』が2005年にこの連載を始めたとき、奥多摩の地図を広げて、ゆるーい、長ーい尾根はどこだ? と探し、見つけたのがここ。いまだ「おすすめトップ5」をキープする浅間嶺トレイルです。

さあ行くよ。ふたつ目の奥多摩入り口、武蔵五日市駅前から都民の森方面のバスに乗ってほぼ終点に近い仲の平で下車。

あ、この浅間嶺トレイル、一本道だけど、いくつか分岐があるので左上のGPSをお忘れなく。仲の平バス停から50mほどバス道(檜原街道)を上がると、右側の民家の脇に登山口があらわれます。標高グラフを見ればわかるけど、浅間尾根に合流するまではちょっとした上りがあります、その後の極楽ランのためです、こればかりは仕方ありません、ゆっくり上りましょう。

40分ほどで尾根に到着、さあここから快走です、ほぼ12km、払沢の滝までえんえん走れます。15分で数馬峠、林道を横断して20分で数馬分岐、10分で猿石へとばんばん行けちゃいます。

人里(へんぼり)峠からはゆるい上り、その先にどどんと北側が開けてきます。うわあ、と声をあげて浅間嶺に到着。ピークには山の名前の隣に秩父多摩甲斐国立公園とあります、ここ奥多摩は国立公園なのです。

ここから払沢の滝まで5kmちょっと、まだまだ極楽トレイルは続きます。ただし、道幅が狭くなったり、路面が荒れているところも出てくるのでご注意です。浅間嶺から40分ほどでお茶屋さん(廃業)、その先20分で舗装路があらわれます、ここが時坂峠。ジグザグの舗装路を突っ切るようにトレイルを進むと、払沢の滝入口。観に行きましょう、大きいですよ。

滝からコースに戻ってすぐの払沢の滝入口バス停がフィニッシュ。武蔵五日市駅に帰りましょう。総距離14.7km!

コースマップ

北秋川と南秋川にはさまれた浅間尾根を下るコース。フィニッシュのバス停前にはおからドーナツで有名なお豆腐屋さん、その近くの檜原村役場あたりでふたつの川は合流して秋川(後に多摩川)になります。温泉は帰りバス途中荷田子の〈瀬音の湯〉がおすすめです。

GPSダウンロードはこちら!

GPSデータは「.gpx」形式です。GPS時計各ブランドのアプリで読み込めます。GPS時計がなくてもスマートフォンの地図アプリを使ってダウンロードできるし、「Googleマップ」を開いて「マイマップ」に取り込むこともできます。また、「.gpx」形式はMacアプリの「トレイルノート」で開いて編集することができます。

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