押して痛かったら弱っている合図。肝臓・腎臓・膵臓に効くツボ。

臓器を労る近道は、ツボ押しにあり。肝臓・腎臓・膵臓に効く募穴と原穴を知れば、セルフケアの精度は一気に向上。今から押せる“効かせどころ”を完全ガイド。

取材・文/石飛カノ イラストレーション/沼田光太郎 編集/阿部優子

初出『Tarzan』No.916・2025年12月11日発売

腎臓肝臓膵臓に効くツボイラスト
教えてくれた人

瀬戸郁保(せと・いくやす)/源保堂鍼灸院院長。中国の古医書を基にした経絡治療の施術により、現代人の不調改善に努める。著書に『長生きをしたければ、「親指」で歩きなさい』(学研プラス)など。

ここを押しておけ!な2種類のツボ。

東洋医学には経穴、いわゆるツボ刺激によって養生に繫げる手もあり。今回紹介するのは「募穴」と「原穴」という2種類のツボ。

「募穴というのは胸腹部にあるツボのことで、それぞれの臓器が位置するところにダイレクトに存在します。臓器の気が集まるところなので、ここは診断にも治療にも使えるツボです」(瀬戸さん)

イラストの期門、京門、章門が募穴に当たる。その他のツボの原穴は臓腑の気が通過したり留まる部位。どちらも押したときに痛みがあったりズーンと響く反応があったら臓器が弱っている証拠。

ツボの押し方。

3〜5秒押す×5〜10回

肝臓|期門(きもん)。

胸の部分にあるツボ。鎖骨の真ん中の部分から垂直に下ろした線と上から数えて6番目の第6肋間が交わるところにある。肝疾患、胆囊疾患などのツボ。

膵臓|章門(しょうもん)。

脇腹にあるツボ。脇をしっかり締めて、肘を曲げたときに肘が脇腹に当たる部分が第11肋間。その肋骨の下の縁にある。食欲不振や胃のつかえなどを改善。

腎臓|京門(けいもん)。

横っ腹にあるツボ。腕を上げて手で脇腹に触れたとき、一番下の肋骨の下側の縁にあたる部位。腎疾患、腎臓結石、泌尿器疾患などの改善作用が期待できる。

横っ腹にあるつぼ

肝臓|大衝(だいしょう)。

足の甲の部分、親指と人差し指の骨の間を指で辿っていき、指が止まったところにある凹み部分。肝疾患、前立腺の病気、腰痛などにも効用あり。

膵臓|太白(たいはく)。

足の親指の付け根にある骨の出っ張りのすぐ下にあるツボ。足の親指の内側を指で辿っていき、最初にぶつかる凹みの部分。消化器疾患、腹痛などに有効。

腎臓|太谿(たいけい)。

足首の内側、内くるぶしの一番高いところとアキレス腱の間にある凹みの部分。血行促進の作用があり、冷え性やむくみなど腎の機能低下症状改善に効果的。

うちくるぶしの高いところいあるツボ