名医が提唱。肝臓脂肪を減らす「肝炎体操」にチャレンジ!

肝臓病治療を専門とする川口匠先生が提唱する、6種目の「肝炎体操」。代謝を高めて肝臓の脂肪を減らし、肝がん細胞の増殖を抑制する効果が期待できるという。1回あたりの所要時間は約10分。無理のない回数から始め、毎日続けてみよう。

取材・文/石飛カノ 取材協力/川口 巧(医学博士、久留米大学医学部教授) トレーニング指導/澤木一貴(SAWAKI GYM代表) 撮影協力/UTUWA 撮影/石原敦志 ヘア&メイク/村田真弓 スタイリスト/高島聖子

初出『Tarzan』No.893・2024年12月12日発売

肝炎に効く体操
教えてくれた人

川口巧(かわぐち・たくみ)/久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門主任教授。久留米大学大学院修了後、米テキサス大学、久留米大学医学部准教授を経て2022年より現職。専門は肝臓病の栄養療法と運動療法。

1.ウォーミングアップ|その場で足踏み。

肝炎体操 その場で足踏み

背すじを伸ばして立ち、太腿を左右交互に上げてその場足踏み。腕を大きく振り、太腿は床と平行になるくらいまで上げる。リズミカルに続けて40歩足踏み。

2.背中の筋トレ|おじぎ体操。

肝炎体操 おじぎ体操

両足を肩幅程度に開いて立ち、胸の前で両腕をクロス。腰を曲げて上体を前にゆっくりと倒したら、ゆっくりと元の姿勢に。猫背にならないよう10回繰り返し。

3.背中の筋トレ|タオル体操。

肝炎体操 タオル体操

肩幅よりやや広く足を広げて立ち、タオルの両端を摑んで頭の上に掲げる。肘は伸ばしタオルをピンと張る。タオルを頭の後ろ側に向かって下ろし、元の姿勢に。10回。

4.下半身全体の筋トレ|スクワット。

肝炎体操 スクワット

両足を肩幅に開いて立ち、胸の前で両腕をクロス。股関節と膝を曲げ、太腿が床と平行になるまでゆっくり腰を落としたら元の姿勢に。10回繰り返し。

5.ふくらはぎの筋トレ|爪先立ち。

肝炎体操 爪先立ち

両足を肩幅に開いて椅子の後ろに立つ。椅子の背もたれに両手を添え、左右の踵を同時にゆっくり上げて爪先立ちに。ゆっくり下ろして元の姿勢に。10回。

6.ふくらはぎのストレッチ|ふくらはぎ伸ばし。

肝炎体操 ふくらはぎ伸ばし

椅子の背もたれに両手を添え、両足を揃えて立つ。片足を1歩後ろに下げたら、踵を床につけて膝をピンと伸ばす。20秒キープしたら逆脚でも同様に。

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